千葉大学国際高等研究基幹の矢貝史樹 教授、大阪大学大学院基礎工学研究科の五月女光 助教、東京科学大学物質理工学院のMartin Vacha 教授、北里大学の渡辺豪 教授、Keele大学のMartin J. Hollamby 講師を中心とする青山学院大学、物質・材料研究機構(NIMS)の研究チームは、タンパク質が生体内で行っている「折りたたみ」を介した自己集合過程をヒントに、有機分子を使って「折りたたみ」を介した自己集合を起こす仕組みを調査しました。その結果、立体的に複雑な構造を持つ発光性分子が、自発的な折りたたみによって適切なメゾスコピック形態注1)へと変化し、最終的には中が空洞のチューブ構造へと組織化することを発見しました。さらにその詳細な構造や機能を探索したところ、このチューブでは励起エネルギー注2)が軸方向だけでなく周囲方向にも高速で移動することが確認され、励起エネルギーを効率よく運ぶ新しい材料設計指針が示されました。
本研究成果は、米国化学会が発行するJournal of the American Chemical Societyに2026年4月2日(日本時間)に掲載されました。
(論文はこちら:10.1021/jacs.6c00854)